水無月の大祓(おおはらへ) 人形(ひとがた)授与 そしてまた多くの場合、夏越の大祓の時期が近づくと、人形代(ひとかたしろ)という、人の形に切り抜かれた白い紙が配布されます。 ここでは人形代についてその使用方法をご紹介します。 人形代(ひとかたしろ)とは 人形代(ひとかたしろ・ひとがたしろ)とは結論を言えばお祓いの道具です。 昔、陰陽師らが用いた秘法で、端的に言えば人の形をした依り代をおのれの分身と見立て、これに自身の罪穢れを遷して、それを水に流す事により、祓い清めるといった意味合いがあります。 なぜ人の形をしているのかというと、 人形(にんぎょう)には霊が憑依しやすいという現象に起因します。 むかしから人の霊は人の形をしたものに憑依しやすいといわれました。 人形代は自分の分身として自分の身についた罪穢れをこれに遷すことが目的であるため、人の形をしているのが基本なのです。 また身に憑りつ..